10年戦争 10 years war 2003/3/29
この度の戦争は、100年戦争になるという記事を読んだ。
確かにフセインを倒しても、また第二のフセインができるだけだ。
しかも、この戦争をキリスト教?対イスラム教の宗教戦争にしてしまったので、ありうる。
イスラム教の教義解釈機関が、この度の戦争を聖戦と定義したらしい。
すると思い出すのが、1339〜1453まであった百年戦争があてはまる。
その展開が非常に似ている。
イギリスは百年戦争を戦った実力と経験があるが、アメリカはどうなのだろう。
100年まではいかないが、安定した統治まで含めると、10年戦争が妥当な見方である。

これは戦略的にミスっていますね。
そもそもイラクには民主主義がなかった。
イラク人に民主主義を教えていくとなると、10年かかる。
しかし、これはイスラム教の教義と衝突する可能性がある。
つまり、キリスト教国で、ルターやカルバンが宗教改革を起こしたように、
イスラム教でも宗教改革を起こさないと、民主主義の導入は困難になる。
キリスト教国でもルターやカルバンが宗教改革を起こして、
民主主義の導入への地ならしをした。
しかし、このレベルは、ハイスクールの期末試験の
歴史の小論文レベルである。

参考文献
「詳説 世界史研究」山川出版社 高校生向けの優れた参考書です。